この記事の目次
12. ハイダイナミック
ハイダイナミック無し
ハイダイナミック有り
そういえば、LUMIXでHDR(ハイダイナミックレンジ)って無いな。。。
と思っていたのですが、クリエイティブコントロール内にあるんですね。
iHDRはあるようですが、こちらはiAオートモードしか使えないようです。
まぁ、RAW現像(圧縮前のRAWファイルを編集してJPEGを自分で作成する)をする人にとっては、現像時に調整すれば良いので問題ないのでしょうが。。。
どういうフィルターかな?と言うと、暗いところを明るく持ち上げ、明るいところを抑え気味にして画像全体の明暗差を少なくするフィルターです。
フィルターかな?とも思いますが、クリエイティブコントロールに入れてくるところが家電メーカーらしい潔さですね。
作例では、同じ場所で同じ時間帯にハイダイナミック有無で撮影したものです。
ハイダイナミック有りでは、色の効果を最大にしていますが、有り無しを見比べると、明暗差が少なくなり写真としてとても見やすく魅力的に仕上がっているのが分かると思います。
有りでは、ビル等の明るい建物は白飛びせずに明るさを保持していますが、川や川添いの道等の暗い部分だけが明るくなって、写真全体の明暗差が少なくなっているのが分かりますね。
そして、彩度調整を強くしているため、色鮮やかに撮影する事が出来ました。
ただ、ISO感度が200から800に跳ね上がっています。これは、おそらく暗い画像から明るい画像をISO感度を変えながら、連写して撮影し、合成したからだと思います(違っていたらすいません。)。
PC無しでHDR画像を作りたい場合は、簡単で良いかも知れませんね。
13. クロスプロセス
LUMIX G8, LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8, F6.3, 1/1000sec, 90mm(35mm換算), ブルーのクロスプロセス
青、爽やかに
夏らしさを強調したかったので、青のクロスプロセスを使用してみました。
タイトルにあるように、とても爽やかに演出できたかなと。
LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8, F5.6, 1/400, 90mm(35mm換算), イエローのクロスプロセス
金色の花
黄色のクロスプロセス を使う事によって水面の玉ボケも金色っぽく輝いていますね。
思っていた以上に煌びやか撮れたかなと。
予想を超えて、綺麗に撮れたときってとても嬉しいですよね。
LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8, F3.5, 1/320, グリーンのクロスプロセス
ラミーカマキリ 緑とのハーモニー
クリエイティブコントロールのクロスプロセス (緑)を使用した後、SILKYPIXで柔らかくなるようにレタッチしていきました。
緑の美しさをよく表現できたかなと思っています。
LUMIX G X VARIO 35-100mm/F2.8, F2.8, 1/8000, 144mm(35mm換算), レッドのクロスプロセス
青空と
コウはこのクリエイティブコントロールはかなり好きです。
ホワイトバランスとはまた違った雰囲気を付けられるので重宝しています。
個人的には、被写体で強調させたい色のクロスプロセスを使用するとハマる事が多いかと。
また、イエロー系を使用すると秋らしい雰囲気も出せるので、そういう使い方も有りかな?と。
14.トイフォト
LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8, F2.8, 1/640, 90mm(35mm換算)
平成よさようなら、、、そして令和へ。
四隅にケラレを付けて、オールドレンズ風に仕上げたフィルターですね。
色合いもちゃんとオールドっぽくなるので、哀愁漂う写真に仕上がります。
この作例では、平成最後のソメイヨシノをトイフォトで撮る事によって、何とも言えない切なさを撮る事が出来たかなと。
また、中心に向かって明るくなっているので、令和に続いていく時代の移り変わりも表現出来たかなと。
かなり大げさになってしまいましたね。。。苦笑
15. トイポップ
LUMIX G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6, F8.0, 1/640, 24mm(35mm換算)
思い出の壁画撮り
トイフォトと同様に四隅にケラレは付いていますが、こちらは鮮やかな色合いが特徴ですね。
この作例では、カラフルな壁画と青空がとても生き生きと映し出されていて、気持ちの良い写真に仕上がりました。
これだけ色鮮やかだと、まるで海外かと思ってしまいますね。
16. ブリーチバイパス
LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8, F2.8, 1/60, 34mm(35mm換算)
Mercedes-Benz
日本語にすると銀残しになるようです。
フィルム時代の現像では好んで使う人が多かったようですね。
銀残しと言うだけあって、メタリック系との相性はとても良いかと思います。
元々カッコいいベンツを、さらに渋みを増して写す事が出来たかなと。
ちなみにこちらは、羽田空港に飾られているベンツさんですね。
もしかしたら割と皆さん見た事あるのではないかなと。
17. ジオラマ
LUMIX G X VARIO 35-100mm/F2.8, F2.8, 1/25, 24mm(35mm換算)
Escalator model
まるでジオラマを見ているかのような効果を与えてくれるフィルターですね。
使いどころが難しいですが、ハマった時はとても楽しいです。
こちらは、羽田空港を上階の方まで登って、上から撮影したものになります。
やはり、ジオラマと言うだけあって、上から見下ろす感じで撮影した方がハマりやすいですね。
ちなみにこの作例では、露出を高めにして撮影してみました。
ジオラマ自体色が鮮やかになるので、それと相まって爽やかな印象になり、結構好きな写真に仕上がりました。
18. ソフトフォーカス
LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8, F5.0, 1/500, 90mm(35mm換算)
モンシロチョウとオミナエシ
カメラを構えているところに、偶然モンシロチョウが止まってくれました。
一枚撮った瞬間シャッター音で逃げてしまいました。。。
偶然撮れた一枚です。
そのためコウにとって、とても感慨深い作品です。笑
柔らかい雰囲気を出せて花や女性にはとても相性が良いフィルターですね
花をよく撮るコウとしては、比較的使用頻度が高いフィルターかもしれません。
やはりこのフィルターには、柔らかい色合いがとても生きますね。
可愛らしさも演出する事が出来るので、お子さんを撮るのにも向いているのではないでしょうか?
19. ファンタジー
みなとみらい
独特の青みが幻想的な雰囲気を与えてくれますね。
草原との相性は抜群ですが、割と青空とも相性が良いかと思います。
こちらは、パシフィコ横浜付近を撮影したものです。
この辺りの構図は夜景撮りをしている人も結構いるかと思います。
ファンタジーを使用して、海らしさと爽やかさを演出してみました。
20. クロスフィルター
光に十字のクロスを入れてくれるフィルターですね。
まぁ、夜景撮りが定番かと思いますが、何故か夜景撮影時には使用することを忘れてしまうコウです。。。
こちらの作例は、レタッチでかなり柔らかくなるように編集したのですが、柔らかくした方がクロスフィルターとの相性が良い気がします。
光のクロスを入れたいところで入れる事がとても難しいですが、幻想的な雰囲気に仕上げたい時には面白いフィルターですね。
21. ワンポイントカラー
LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8, F4.0, 1/400sec, 90mm(35mm換算)
モノクロに咲く紫陽花
一色のみカラーで表現し、その他をモノクロにするフィルターですね。
使いどころは難しいですが、ハマると面白いです。
こちらは、雨に濡れた紫陽花を撮影したものになりますが、モノクロでクールな印象の中に、ワンポイントで入るカラーがとても強調されて面白い作品に仕上がりますね。
個人的には、紫のようなシックな雰囲気の色を強調させた方が生きるフィルターかと思っています。
22. サンシャイン
LUMIX G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6, F5.6, 1/250sec, 120mm(35mm換算)
サンシャイン・フラワー
太陽の光が差し込んでいるようにできるフィルター。
曇りだろうが雨だろうが関係なく光を演出する事ができます。笑
この写真を撮影したときは、曇り空でしたがサンシャインを使用する事で太陽が差し込んでいる偽逆光写真を撮る事が出来ました。笑
このフィルターは、光源の位置や、光源色も変更する事が出来るので、比較的自由度は高いかため使うと結構楽しく使えます。
ふう。。。
これで全22種類のクリエイティブコントロールを紹介する事が出来ました。
どうだったでしょうか?
LUMIXの誇るクリエイティブコントロールの楽しさは?
今回はLUMIXのG8を用いて撮影しましたが、LUMIXのミラーレス一眼であればクリエイティブコントロールを使用できるはずです。お気に入りのLUMIXを手に入れてもらえたらなと。
思っていたよりボリュームの大きな記事になりましたね。
この記事以外にもこのブログでは、クリエイティブコントロールを使用した作例を紹介しているので見て頂けたらなと。
使いどころが難しいフィルターもありますが、使ってみると結構楽しいクリエイティブコントロール。
皆さんも是非試して頂けたらなと。
それでは今日はこの辺で。
それでは皆さん楽しい写真ライフを!