こんばんは。コウです。
LEICA 12-60mmを購入してから2週間使ってきたので、そろそろレビュー記事でも書いてみようかと。
すぐ書けよ!
と突っ込まれそうですが、コウの場合ほとんどのレンズは最初イメージ通りに撮れないので慣れるまで時間が必要です。
今回の記事は、写真がメインになるかと思いますが、広角側の風景写真から望遠側のマクロ撮影まで広く載せていきたいと思います。
ただ、今回の記事中に過去記事で使用した写真も載せるかと思いますが、ご容赦ください。
作例の前に、何度か書いていますがLEICA 12-60mmの仕様をおさらいしてみましょう。
この記事の目次
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0の仕様
仕様を見て分かるように、このレンズの特徴は「簡易マクロ」「防塵防滴」「逆光耐性がある」と分かると思います
また、5倍ズームで比較的明るいF値であるため、風景からポートレートまでオールマイティーに使用できる万能レンズです。
ただ、マイクロフォーサーズ系の中では大きめのレンズになることが、常用レンズとして使用する際のネックになるでしょう。
まぁ、何はともあれどういう写りをするか試し撮りをしてきたので、その作例をお見せしたいと思います。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 焦点域別作例
それでは、広角側の風景写真からいってみましょう。
作例 広角域 12mm(35mm換算:24mm)
遠景の風景ですが、F8まで絞っているのでパンフォーカスになっていますね。
F8まで絞ると回折現象は起きているでしょうが、許容内かと思います。
おそらく広角端の作例は、見たい方が多いかと思い、3枚載せてみました。
それでは続いて、スナップを載せていきたいと思います。
作例 標準域 25mm(35mm換算:50mm)
F値は4.5で軽くボカして、奥行き感を出している感じですね。
木の影が雰囲気を演出してくれていると思います。
このレンズはコントラストの高い写真がとても合っていると思います。
次も似たような感じで。
作例 中望遠域 42mm(35mm換算:84mm)
こちらもF値は5.0ですね。
コウ的には、マイクロフォーサーズのF値で4.0-5.6付近は結構好きなF値です。
絞り開放も好きですけど、このぐらいの方が奥行き感が良い具合に出る気がします。
続いて、60mmのスナップといきたいのですが、撮り忘れている事に今気づきました。。。
という事で過去記事からの写真を一枚。
まぁ、スナップと言っても結構寄っているので参考になりづらいかも知れませんが。。。
作例 望遠域 60mm(35mm換算:120mm)
60mmスナップについては撮影し忘れていたので、ちょっと違うシーンになってしまいました。。。
換算120mmの望遠域らしい圧縮と、奥行きのある構図がボケ感を生かせれているかな?と。
絞り開放だともっとボケ感が生きたかもしれませんが、常時被写体も動いているのでちょっと絞り気味で撮影してました。
ただ、一段絞ってもこういう作例は撮影できるため、日常のスナップ撮影も楽しめるかと思います。
さて、こっから作例を花に移していこうかと。
まぁ、LEICA 12-60mmの特徴の一つと言えば、何と言っても寄れる!
でしょう!という訳で広角から望遠までマクロ撮影してきました。
さっきと同様に広角側から行ってみましよう。
LEICA DG VARIO-ELMARITE 12-60mm/F2.8-4.0 マクロ 焦点域別作例
作例 広角域 12mm(35mm換算:24mm)
1枚目はF7.1、2枚目はF2.8で撮ってみました。
広角側でもF2.8でここまでボケるとは思いませんでした。
もう少し絞った方が良さそうですが、これだけボケてくれると表現の幅は広くなりそうですね。
それでは続いて標準域。
作例 標準域 25mm(35mm換算:50mm)
2枚目は絞り開放になります。25mmだと開放F値は3.5のようですね。
広角から標準域でこれだけのマクロ撮影ができるレンズは結構珍しいのではないかと思います。
この領域は、LEICA 45mmでは撮影できませんので、とてもありがたいですね。
まだまだ試したら面白い写真が撮れそうだなと思いました。
そして、次は中望遠は飛ばして、えっ?望遠になります。
すいません。忘れていたようです。。。
作例 望遠域 60mm(35mm換算:120mm)
望遠域でのマクロ撮影ですが、ここまで寄れるんですね。
マクロレンズ顔負けですね。。。
そして近接撮影でも割としっかり解像しているところが凄いですね。
ただ、2枚目の写真を見ると、絞り開放だとあまくなってきている気がします。
手持ち撮影であることと、風で被写体が揺れていた事もあるので判断がしづらいですが。
まぁ、開放であまくなってきているとしても1枚目の写真程度に写ってくれれば満足です。
雨の日のマクロ撮影は、もうこのLEICA 12-60mmに任せておけば大丈夫だと思えるようになりました。
そして、スナップ撮影においても、しっかり解像してくれるし、F値の選択肢も広い事から表現の幅が広く扱いやすいですね。
これらの作例から分かるように、LEICA 12-60mmはとてもお勧めできるレンズです!
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0
後は、過去に撮影した作例を何枚か載せてみますね。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 | その他の作例
作例 美しき熱帯睡蓮 スター オブ サイアム
LUMIX G8, LEICA DG MACRO-EMARIT 12-60mm/F2.8-4.0, F4.5, 1/200sec, 120mm(35mm換算)
睡蓮の一種のようですね。「スター オブ サイアム」と言うらしいです。
もう少し明るくしても良かったかな?
とも思いますが、レンズに慣れてない事を言い訳にこの辺でと。。。
解像度が高く、色ノリもしっかりしているのでクールな絵が似合うかと思っています。
作例はクリエーティブコントロールのローキーを使って、SILKYPIXでレタッチしています。
熱帯睡蓮 グリーンスモーク
LUMIX G8, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0, F5.0, 1/250, 120mm(35mm換算)
こちらは、熱帯睡蓮の「グリーンスモーク」という種類らしいです。
こちらも上と同様ローキーで撮影後、SILKYPIXでレタッチしています。
LEICA 12-60mmのボケ味が分かりやすい作例かと思います。
このレンズは主題以外の背景にもしっかりした存在感が出る気がします。
ボケ自体はそんなに硬くないと思いますが、色密度が濃いためしっかりしていると思いませんか?
場合によっては、主題と喧嘩しそうですが、しっかり撮れば凄い写真になるのではと勝手に思っています。
作例 マルバデイゴ(花)
LUMIX G8, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0, F4.5, 1/160sec, 120mm(35mm換算)
作例 マルバデイゴ(蕾)
LUMIX G8, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0, F5.6, 1/250sec, 120mm(35mm換算)
こちらの2枚は「マルバデイゴ」という花です。
南アメリカが原産のようですね。
1枚目は花が咲いている状態で、2枚目はマルバデイゴの蕾です。
1枚目の写真は日陰で撮ったので光が透過せず、花の質感がよく出ているなと。
2枚目は光が透過してなんとも幻想的な感じになりました。
なんかちょっと照明っぽくなってますね。
こちらもローキーで撮影後、SILKYPIXでレタッチしました。
という事で箇条書きで、これまでのまとめとしてレビューを書いてみましょう。
LEICA 12-60mm | Review (レビュー)
良い点
- 5倍ズームと実用的な焦点距離で扱いやすい。
- F値が2.8-4.0と明るいため、明るい屋内なら対応できる。
- 開放域では、柔らかいボケを楽しめ、少し絞ればしっかりと解像した絵を楽しめる。
- 色乗りもしっかりしている上、色収差もよく抑えられている。
- 最短撮影距離が広角端は20cm、望遠端は24cmと短いため、十分なマクロ撮影ができる。
- 広角マクロや、標準域での背景を生かしたマクロ撮影は魅力的。
- 防塵防滴であるため、雨の日にマクロ撮影を行いたいLumixユーザーに取っては現時点で最良のレンズ。
悪い点
- μ43では大きく重い部類に入るが、それでも他フォーマットに比べれば小さいので、あとは慣れとカメラバックの問題。
- μ43の中では高価なレンズだが、比較的明るめで5倍ズーム、そして寄れる事から、レンズ2.5本分の価値があると思えば安く感じる。
- μ43のレンズのフィルター径で62mmは少ないため、フィルター類は新たに買う必要が出てくるでしょう。
このような感じでしょうか?
コウはこのレンズを買ってとても満足しています。
屋内でも、望遠域ではF値が4.0まで上がりますが、広角端の使用がメインになるため思っていた以上不便を感じていません。
まぁ、そこそこ存在感があるので屋内だと少し恥ずかしい感じがありますが。笑
長々と書きましたが、今日はこの辺で終わりにしたいと。
最後にLUMIX版の12-60mm との比較記事を読まれたい方は、記事下の使用機材一覧に注目記事としてリンクを貼ってあるので合わせてご覧頂ければと思います。
皆さん素敵な写真Lifeを!